娘はこの春から幼稚園に通い始めました。娘の幼稚園は給食がないので、毎日お弁当を持って行っています。
お弁当作りは大変ではありますが、 給食でなくてホッとしたのも事実。
娘は超がつくほどの偏食なのです。
超偏食の子どもを持つ我が家のお弁当作りで、気をつけていることや大切にしていることをご紹介していきます。
1.どのくらい偏食なのか
現在年小の娘は、食べられるメニューがほぼ固定していて、その他のものは基本食べられません。
子どもがみんな好きそうな、うどんやラーメンも苦手で食べられないですし、お魚や野菜はほとんど食べられません。
口に物を入れることにとにかく慎重で繊細で、新しい食べ物に挑戦するのが怖いようです。
汁物もダメ、卵もダメ、海藻類もダメ、ダメなもののオンパレードです。
普段の食事は、娘が食べられるメニューを中心に作っていますが、時々新しいものを出して「食べてみる?」と言ったりしています。
食べられるものが増えたときは大喜びです。
2.お弁当の中身
そんな娘のお弁当は、どうしてもほぼ毎日同じ内容になってしまいます。
ご飯は、そぼろおにぎり、シャケおにぎり、ケチャップごはん、チャーハン、ふりかけごはん。
おかずは、ハンバーグ、肉団子、唐揚げ、焼肉、餃子、蒲鉾、ミートソースパスタ、焼きそば、こんにゃくの煮物、以上です。
本当にこれだけです。
これをローテーションして、毎日のお弁当を作っています。
定番の卵焼きやソーセージ、プチトマトなどは苦手なので入れることができず、彩りはピックやカップに頼っています。
3.お弁当には好きなものしか入れない
幼稚園のお弁当は、先生やお友達とわいわい楽しく食べているので、もしかしたら苦手なものを入れても食べて帰ってくることがあるかもしれません。
それでも、私は苦手なものは入れないようにしています。
それは、偏食の子どもたちは、好き嫌いの少ない子に比べて「不安」を抱えていることが多いからです。
子ども自身も、本当は何でもおいしく食べたいはずです。
みんなが食べているところで「自分だけ食べられない」なんて経験も多いでしょう。
中には、それで怒られたり理解してもらえないこともよくあります。
そんな中で、お弁当の時間にも「食べられないものが入っていたら嫌だな」という不安を持たせるのは、私は少し酷な気がしてしまうのです。
お弁当の時間というのは、お母さんと離れている幼稚園生活の中で、お母さんを思い出す時間です。
ここで「おいしいものだけが入っている」という安心感を持たせてあげることは、とても大切なことなのではないでしょうか。
好き嫌いを少しでも克服する、食べられるものを増やす、苦手なものにチャレンジする、どれも大切なことだと思いますが、それは親と離れて頑張っている幼稚園の時間ではなく、普段の食事の中で取り入れていけばいいと思うのです。
偏食の子どもは、食へのこだわりが強いです。不安も強いです。
だからこそ、お弁当には好きなものだけを詰めて安心感や満足感を与えてあげたいと思っています。
4.先生との連携を密にする
偏食の子どものお弁当は、同じ中身の繰り返しになってしまいがちなので、中には先生から悪い印象を持たれてしまうこともあるかもしれません。
それを回避するために、自分の考えを素直に先生に伝えておくことをおすすめします。
私の場合ですが、入園前から、
・偏食であること
・お弁当は同じ中身になりそうなこと
・それでも好きなものだけ入れてあげたいこと
・お友達の影響で、自分から「これ食べてみる」と言ってくれたらいいなと思っていることは伝えていました。
先生も同じ考えでしたので、スムーズに理解してもらえました。
毎日似たようなお弁当だと「手抜き」と思われてしまいがちですが(実際すごく楽なのですが笑)、子どもへの想いがそこにあることを伝えているだけでイメージが変わります。
偏食でも、食べられるものが少なくても、お弁当の時間をみんなと一緒に楽しく過ごしてほしい。
その想いは、どのお母さんでも共通ですよね。
その想いが子どもに伝わって、楽しく完食してくれることを願って、今日もお弁当作りに励みます。