「絵本の読み聞かせをしてあげたいけれど、どんな絵本を選んでいいのか分からない」「0歳や1歳でも絵本って必要なの?」と思っているお母さんに、絵本の読み聞かせが大切だと言われている理由と、赤ちゃんにおすすめの絵本をお伝えしたいと思います。
是非、時間のあるときにお子さんに読んであげて下さいね。
1.絵本が赤ちゃんにもたらす良い影響
3歳くらいになって物語の内容を理解できるようになると、絵本を読むことで想像力や集中力などが高まり、子どもの心を豊かにしてくれます。
では、まだ内容が理解できない赤ちゃんにとって絵本は必要なのでしょうか。
0歳や1歳の頃は、絵本の内容を楽しむというよりも、絵本からの刺激を感じたり、親子のコミュニケーションとしての役割が大きくなります。
例えば、まだ生まれて間もない赤ちゃんは視力が弱く、近くのものしか見ることはできません。
そして、原色によく反応すると言われています。
その頃に、色合いのはっきりした絵本を見せてあげることで、赤ちゃんの脳への刺激となり、何でも吸収しようとする赤ちゃんへの良い影響へとつながります。
また、少し大きくなって喃語が出てきたり「マンマ」などの単語が話せるようになると、絵本の音を楽しめるようになります。
赤ちゃん向けの絵本は、擬音や簡単な言葉の繰り返しが多いので、赤ちゃんにとって耳馴染みがよく、絵本で遊ぶような感覚で楽しい時間を過ごすことができます。
そして何より大切なのは、絵本を通して親子のコミュニケーションを取ることができるということです。
まだ会話ができない時期だからこそ、同じ絵本を見て「ブーブーだね」「かわいいね」と話しかけることで、良いコミュニケーションが生まれます。
特に、赤ちゃんへの語りかけが苦手なお母さんやお父さんには絵本はおすすめのコミュニケーションツールです。
2.おすすめ絵本5選
絵本がもたらす良い影響について理解していただけたでしょうか。
でも、いざ絵本を買おうと思って本屋さんに行くと、とてもたくさんの絵本があって何を選んで良いのか迷ってしまうことがあるかと思います。
そこで、0歳1歳の赤ちゃんにおすすめの絵本を5つ、ご紹介いたします。
1.じゃあじゃあびりびり
作・絵:まつい のりこ
出版社:偕成社
「いぬ ワンワンワン」「ひこうき ぶーんぶーん」と鳴き声や音が擬音で表現されている、とてもシンプルで可愛い絵本です。
分厚い絵本で、赤ちゃんが舐めても破れる心配がないのも嬉しいですね。
2.いないいないばあ
文:松谷 みよ子
絵:瀬川 康男
出版社:童心社
一家に一冊!というくらい定番の赤ちゃん絵本です。優しい色合いの絵がとても癒されます。赤ちゃんが大好きな「いないいないばあ」が繰り返し出てくるので、一緒に笑いながら読むことができる絵本です。
3.ぶぅさんのブー
作・絵:100%ORANGE
出版社:福音館書店
とても明るい色合いで、ポップで可愛い絵柄が素敵な絵本です。「おはようの ブー」「おいしいの ブー」とぶたさんがお話しているような内容で、たまらなく可愛く読みやすいので、絵本初心者におすすめです。
4.ママ だいすき
作:まど・みちお
絵:ましま せつこ
出版社:こぐま社
動物がたくさん出てきます。お母さんのことが大好き!という絵本です。ママになったばかりの頃にこの絵本を読むと、子供を抱きしめたくなるような気持ちになります。ママ大好きっていつか言ってくれるのかな、と楽しみになる絵本です。
5.がたんごとんがたんごとん
作:安西 水丸
出版社:福音館書店
電車にいろんなお客さんが乗ってくる赤ちゃん絵本です。がたんごとんがたんごとんと電車の走る音が心地良く、テンポがいいので読みやすいです。赤ちゃん向けの絵本でよくおすすめされる、定番の絵本です。
気になる絵本があれば、ぜひ手に取って、お子さんと楽しい時間を過ごして下さいね。