『ドキドキの保育園デビュー ~慣らし保育って必要なの?~


【1.慣らし保育って必要なの?】

 保育園に入園したら、まず慣らし保育からスタート!すぐにでも仕事を始めたいお母さんからすると

「すぐに一日保育にして欲しい!」と思う事でしょう。

ですが、小さいお子さんにとって、「慣らし保育」はとっても大切です。ここで、最も押さえておきたいポイントは、『子どもも疲れる』という事です。

 お母さんと離れて初めて過ごす集団の場。「お母さんがいない。」というだけで、子どもにとって大変なストレスです。そんなストレスを沢山感じる集団の場に、短時間から少しずつ慣れて安心して過ごせるように慣らし保育は必要なのです。

 

【2.我が子と離れて一人時間を満喫!?のはずが?】

 慣らし保育の間は仕事を始める前で、一人時間にあれをしてこれもして・・・と、色々思う事でしょう。

ですが現実は・・・?

 まず、慣らし保育なので、短時間から保育が始まります。保育園に送ったと思ったらもうお迎えの時間!

という日々で、家事を片付けるのもままなりません。

 少しずつ慣れて来て「順調に慣れてきたな。」と思ったのも束の間、早い子どもだと1週間~10日程で疲れや風邪から発熱があったりします。

 また、入園時期によっては、流行性疾患が流行る季節だとすぐに感染します。「仕事を始めたばかりで、すぐに仕事を休まなきゃいけなくなって。」とは、よく耳にする言葉です。

 

【3.我が子の慣らし保育を振り返る】

 さて、私は長男を同じ職場である保育園に預けています。どのような園か、内情をよく理解しているので安心してお願い出来ました。

 10ヶ月で入園、慣らし保育を始めた息子です。

 穏やかで一人遊びも上手な息子なので、スムーズに慣れるだろうと楽観視していました。

 離乳食も順調でよく食べる息子。食事の面でも全く心配していませんでした。

 順調に慣らし保育が進んだ5日目。お昼過ぎに園から電話が!出てみると・・・。

「長い時間泣き続けてミルクも飲まなくて。寝くじだとは思うんだけど、お迎えをお願いしても良いですか?」

と。自宅から園迄車で5分。息子の部屋に入ると丁度、眠りについたところでした。

 泣き続けた息子に必死に対応してくれた保育士。

双方の大変さを思い、胸が一杯になりました。 

 

【4.時間前にお迎え要請の連絡も!】

 息子のケースからも分かるように、園によってはあまりにも機嫌が悪い時はお迎えをお願いする連絡が入る事があります。それが慣らし保育です。

 なので、慣らし保育と同時に仕事を始める場合、そのような対応も考えておく必要があります。また、入園説明の際に、保育士にその旨確認しておくと良いでしょう。

 大前提として、仕事を始める迄に子どもが園で体調を崩した時に両親どちらが迎えに行くか、どちらも行けない時はどうするか?を夫婦で話し合っておく必要があります。インフルエンザ等、長期欠席になった時にどうするか、を考えておく事も大切です。

 やはり、母親が早退して迎えに行ったり、仕事を休む事が多くなる事と思います。私も常勤勤務をしていた時は、この事でよく夫婦喧嘩になっていました。

 入園してしばらくは、よく発熱したり流行性疾患にかかりやすいものです。でも大丈夫!子どもは年と共

に強くなり、発熱も減ってきます。

 慣らし保育が終わり仕事も始まると、保育園から電話が入らないかドキドキする事でしょう。子どもは親が思うよりも順応性があります。やがて子どもなりの人間関係が形成されます。3歳以上の子どもだと子どもなりの友だち関係が出来始め、少しずつご家庭で友だちの名前が聞かれるようになります。友だちの名前が聞かれるようになると嬉しいし安心しますよね。

 

【5.最後に】

ママも子どもも、安心して保育園に慣れるよう保育士はサポートしてくれます。

 最初のうちは、ママやパパと保育士との関係もまだ構築されていなくて、「こんな事、言ってもいいかな?」

と思い悩む事もある事でしょう。そのような心配はしなくて大丈夫です。子どもに関する事なら気軽に保育士に

話してみましょう。ママやパパから沢山話しをしてもらえると、子どもの事も情報が増え保護者との関係も深ま

り、保育士も嬉しく思います。

 新年度も少し経ち、新入園児さんは慣れて来た頃ですね。

登園時の涙も少しずつ減って来ます。親子で新生活に慣れて行きましょうね。

                                                                                                                                                

 

 

 

 

 

 

 

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

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