初めて出産をしてから22年。
長女は染色体異常で発達遅滞が判明してから、様々な行政サービス、私立の子育て支援施設にお世話になりながら子育てをして来ました。
今、3歳の長男を育てていますが、今迄の子育てと保育士経験から考える育児サービスをご紹介したいと思います。
目次
【1.行政サービスは教えてくれない】
長女が1歳過ぎた頃、染色体異常が判明しました。
定期的に通院している病院の先生から教えて頂いた行政サービスは「特別児童扶養手当」です。
初めて耳にする言葉に頭の中は「?」だらけ。
役所で申請すると、世帯収入と該当児の障がいの程度によって手当てが支給されます。
障がいの程度によっては通院の頻度が多く、交通費がかさむ場合もあります。
そのような場合、この手当は本当に有難い手当でした。
この手当、病院の先生から教わらなければずっと知らないままでした。
この時「行政サービスは自分から情報収集しないと教えて貰えないんだ。」
という事を学びました。
いきなり障がい児をもつ場合の子育て支援をご紹介しましたが「行政サービスの収集は自分からしよう!」というご紹介のお話しでした。
【2.地域の保健所・保健センターの保健師さんと仲良くなると心強い】
3歳児迄は乳幼児健診で保健所や保健センターを利用すると思います。
健診の時には保健師さんとどんどんコミュニケーションをとりましょう。
長女の事があってから、保健師さんととても親しくさせて頂き助けて頂きました。
例えば、産後一人で子育てを頑張っていて心身共に限界!そう思った時、保健所や保健センターに電話をしてヘルプを要請してみましょう。
保健師さんは丁寧にお話を聞いて下さると思います。
勿論、保健師さんが多忙な時はそうとも言い切れない場合もあると思います。
健診時以外でも、私は保健センターの保健師さんと連携を密にさせて頂き、長女の療育の施設を決めて面談の際同行して下さりました。
子育て支援は保健所や保健センターの重要な役割なので、遠慮せず相談すると良いと思います。
一番心強い「ママが助かる育児サービス」と言えるのではないでしょうか。
【3.一時保育サービスを利用する。】
今ではすっかり当たり前になった託児所や保育園の「一時保育」。定員があり、人気の園ではすぐに埋まってしまう場合もあります。
自分の病院受診や美容室に行きたい!という時に本当にママが助かる育児サービスです。
リフレッシュの利用も可能な園も多いと思うので、育児に煮詰まっている時の息抜きに利用してみてはいかがでしょうか?
ママだって人間です。ママ休憩の時間も大切!
気分転換出来て、我が子に優しく接する事が出来たら幸せですよね。
是非、近くの園や託児所に尋ねてみて下さい。
その際、口コミでサービスを利用した方の感想が分かるといいですね。
この頃は民間の託児所や保育園が増えているので、本当に信頼出来る所かを
見極める事が大切です。
【4.子育て支援センターを利用してみる】
次のママが助かる育児サービスは「子育て支援センター」です。
お子さんと一緒にゆったり遊んで過ごしてみてはいかがでしょうか。
家だと次から次へと玩具を出されていつも片付けをしている思いに駆られますが、支援センターで遊ぶ事でそのストレスから解放されます。
都市部の支援センターでは利用者が多い場所もあり、行き辛い思いもあるかもしれません。
色々な場所を調べてお出掛けしてみてはいかがでしょうか。
支援センターにいるスタッフの方と何気ない会話をする事で心が軽くなったりもする場所です。
是非、ご自身に合う支援センターを見付けて、親子でリフレッシュしてみましょう。
支援センターによっては、定期的に色々な事業を行っている所も多いです。そのような所に参加すると足を運びやすく、一緒に参加しているお母さんとお話をする機会をもちやすいと思います。
今はホームページを開設している所がほとんどだと思います。
そちらからも情報収集出来ると思います。
【5.子育ては一人で頑張り過ぎないで】
幾つかのママが助かる育児サービスをご紹介しましたが、一番重要な事は「一人で頑張り過ぎない」事です。
二人目以降の出産になると、ゆっくり里帰り出産も出来ない場合もあるでしょう。
そのような時は、地域の「ママサポーター制度」を利用してはいかがでしょうか。
家事を代行してくれるサービスを行っている自治体があります。
どの自治体も行っているサービスではないので、役所に問い合わせてみて下さい。
また、食事は宅食サービスの利用も一つです。
料金はかかりますが、背に腹は代えられない!出産前に調べてみても良いでしょう。
産後は絶対無理は禁物!色々なサポートを利用してママの身体に無理が及ばないようにしましょう。
今はネットで色々情報収集が出来る時代です。
自分からどんどん情報収集をして、お子さんと少しでも心に余裕を持って子育てを楽しめるようにしたいですね。