子どもと一緒にお風呂に入るのは、他のことに邪魔されることもなく楽しいコミュニケーションの時間である反面、体力勝負な仕事でもあります。
滑って転んで怪我などしたりしないか、入浴中に機嫌が悪くならないかと気を張ったり、お風呂からあがってからも服を着せて髪を乾かしてと、自分自身がゆっくりお湯につかって1日の疲れを落とす、などという心の余裕はなかなかでてきません。
さらにそれが、2人の子どもを同時にお風呂に入れるとなると、もうてんてこ舞い!
時には、化粧水をつけたり、髪を乾かす余裕もなく、どうにかこうにかバタバタ対応する、ということも。
我が家は2歳9カ月の息子と0歳4カ月の娘の2人の子どもがおりますが、最近やっと落ち着いてお風呂に入れるようになってきたので、我が家のお風呂対策をご紹介します。
1 万全な準備がカギ
お風呂に入る前に、いかに万全の準備をして臨むか、これがお風呂成功への重要なステップになります。
お風呂からあがってからの子どもたちの着替え一式はもちろんですが、バスタオル、オムツ、ベビーローションなどのスキンケア用品、ドライヤーといったものは必須です。
必ず、子どもの分、親の分と、人数分用意する必要があります。
また、先に息子を入れて、その間娘は脱衣所で待機させるので、娘のおもちゃも必須。
さらに、入浴後すぐに寝室へ行って寝かしつけ、となるのですが、寝室には水分補給用のマグと読み聞かせ用の絵本も事前に用意しておきます。
これらのうち、何か1つでも準備を忘れると、慌ててリビングに取りに戻ったり、その間に子どもがぐずって手間取って時間がかかったりと、無駄に体力を消耗するので、いつも全て用意してから、子どもたちに声かけをしています。
2 いざ、お風呂へ!
さて、準備万端となったところで、いざお風呂へ。
でも、2歳の息子はともかく、0歳の娘はやっと寝返りをするようになったくらいですので、一人一人、個別に対応しなくてはなりません。
2人一緒に脱衣所に連れていきますが、まずは息子の服を脱がせて、さっと体をお湯で流してから、浴槽に入れます。
そして、ちょっと待っててね、と声かけをして、次に私が服を脱ぎ、お風呂場に入ります。この時、娘は肌着とオムツだけ着た状態で脱衣所に寝転がしておきます。
そして、自分の体と髪を、ささーっと洗い済ませます。正直、かなり手抜きです。髪の毛のトリートメントなんてしている余裕はありません。
次に、脱衣所に寝転んでいる娘の服を脱がせてお風呂場に戻り、娘を洗います。
それから娘を抱いて一緒にお風呂に入り、ようやく3人そろってお湯につかります。
今は冬場とは違って湯冷めの心配などはないので、ある程度温まったら、娘をお風呂からあげて服を着せます。
その間、息子はひとりでお湯につかっていることになります。
脱衣所で娘に服を着せている間は、水の事故などが怖いので、途切れずに息子に話しかけるようにしたり、歌を歌ってもらうようにして、こちらに注意を引きつけておくようにしています。
娘に服を着せたら、今度はやっと息子の番です。息子の体を洗ったら、ようやく3人ともお風呂場から出ます。
そして、息子に服を着せ、息子が自分で服を着ている間に私も服を着て、3人の髪を乾かします。といっても、私の髪はほとんど生乾き状態です。
途中、娘のご機嫌が悪いと、脱衣所で待たせている間にひたすら泣いてぐずることもあります。
また、最近、こだわりが強くなってきた息子は、何でも自分でしたいので、変に私が手伝うと機嫌を損ねて逆に時間が
かかってしまうことも。
できるだけそうならないように、娘の授乳のタイミングに注意したり、息子のご機嫌も取りつつ、平和にお風呂タイムが終わると、あぁ今日も頑張ったな私、と、ひとり達成感でいっぱいになります。
3 子どもの成長に応じて対応も変化
以上が我が家の場合ですが、これも子どもの成長に応じて臨機応変に対応を変えていかなくてはならないなと感じています。
例えば、今は娘がそこまで動きが激しくないですが、ハイハイしたりするようになったら脱衣所にただ寝転がしておくわけにもいかないでしょう。
逆に、息子がもう少し手がかからなくなって、もっと自分のことが自分でできるようになれば、少し楽になる部分もでてくるかもしれません。
1日の終盤のお風呂タイム。
少しだけ気を遣って、子どもも大人も楽しくリフレッシュできる時間にしたいなと思っています。