生後5・6ヶ月頃から始まる離乳食。
メニューや硬さの加減、進め方など悩み満載ですよね。
いつ頃迄離乳食を食べさせれば良いのか考えたいと思います。
【1.離乳食の進め方が分からない?】
生後5・6ヶ月頃、大人が食事をしているのを見て「モグモグ」口を動かすようになったり、食事風景をじっと見つめるようになります。
その頃が離乳食の始め時。
最初は10倍粥を一さじからスタートします。
モグモグと口を動かし、ゴックン、と飲み込みが上手く出来ればOK!
最初は口に入れても「べぇー。」と出す事がありますが、少しずつ根気強く繰り返す事で少しずつ飲み込むようになるので大丈夫です。
こうして始まった離乳食ですが、いつ迄も柔らかい物を食べ続けていてはいけません。
お粥の硬さを少しずつ進めていき、おかずも少しずつ刻む大きさを大きくしていきましょう。
【2.とろみをつけると食べやすい。】
小さく刻んだ野菜をどう味付けして食べさせるか悩むところです。
薄味の物をあげる事が基本です。我が家でよく作った献立をご紹介します。
ほうれん草であれば、出汁をとって出汁の味だけで十分!
ほうれん草をみじん切りにして出汁で煮込み、最後に片栗粉ででとろみをつけて完成です。
鶏ミンチを使って茄子を小さく刻み、醬油を少しだけ加えて一緒に煮込みます。
最後に片栗粉でとろみをつけて完成!
これを作る時に沢山作り、小分けにして冷凍し食べる時に解凍して使います。こうすれば、その都度作る手間が省けて便利!
とろみをつける事で赤ちゃんが食べやすく、食べるようになったら野菜の大きさを少しずつ大きくして、「モグモグ、ゴックン」の練習を進めます。
離乳食完了迄に、少しずつ食材の大きさを大きくしていきます。
また、我が家の定番離乳食は、味噌汁を作る時の出汁と柔らかく煮た野菜でした。
玉ねぎ・人参・じゃが芋・かぼちゃ、等々を味噌を入れる前に取り分けて食べさせていました。
人参は少し小さ目に切る必要がありましたが、大人用の味噌汁を作る時に一緒に出来ます。
【3.つかみ食べもどんどんしよう!】
離乳食が進んで9ヶ月頃になると、食べ物に自分から手を伸ばすようになります。
「落とすからダメ!」と遠ざけてしまいがちですが、そこで一工夫。
小皿に掴める硬さの物を一つ乗せて届く所に置きます。
じゃが芋やかぼちゃ、人参をを煮た物や、イチゴを小さく切った物が適しています。
最初のうちは食べ物を掴んで口に入れる事に苦労しますが、それも自分で食べるようになる練習です。
繰り返すうちに自分で掴んで上手に口に入れるようになります。
これが「掴み食べ」の基礎にもなります。
掴み食べは親からすると、周囲を汚されるので出来れば避けたいところです。
ですが、この掴み食べをしっかりして指を動かしておく事が後々スプーンや箸を持って食べる事の基礎になるのです。
親が口に運ぶと時間もかからず、周囲も汚れず掃除の手間は省けます。
ところが、全て親がしてしまうと子どもの成長を妨げてしまう事になるの
です。
子どもが使う椅子やテーブルの下に新聞紙やレジャーシートを敷いて食事をすると、汚されても大丈夫!親も「汚れる!」と、苛々しないですみます。
手掴み食べが上手になってきたら、離乳食完了までもう少し!
【いよいよ離乳食完了!】
この頃になると、食べる量も増えて生活リズムも出来てきます。
ミルクを飲む回数もほとんどなくなってきます。
離乳食の間に1回、寝る前に1回、その程度になるでしょうか。
ご飯もよく食べるようになったら、普通のご飯かやや柔らかい程度の物をあげましょう。
離乳食完了が近付くとおかずも色々試したくなりますが、「薄味の物を!」これは、ずっと変わりません。
味付けをするとしても、薄い味付けを心掛けましょう。
また、しっかりと「カミカミごっくん」としているでしょうか?口を閉じてすり潰すように「ちゅくちゅく」という感じの口の動かし方ではなく、しっかり口を動かしているかどうか確認しましょう。
手掴み食べをするようになる時ですが、スプーンを使い始めるようにもしましょう。
スプーンに食材を乗せて手に持たせてあげます。一緒に手を持ち、口に運んであげます。
これを繰り返す事で自分でもスプーンを持ち食べ物を口に運ぼうとするようになります。
最初は出来なくて当たり前!「こぼしてこぼして上手くなる。」のです。
こぼしてひっくり返されて親は溜め息が出ますが、そこはグッとこらえて。
床は汚れても良いように準備をして、ナイロンエプロンをして洋服が汚れないようにしておきましょう。
スプーンを使い始めるだけでなく、持ち方を伝えるとお汁茶碗を自分で持ってお汁を飲むようにもなります。
離乳食完了の頃になると、薄くスライスしたりんごを持たせてあげると、手掴み食べと嚙む事の練習にもなります。
お試し下さい。
嚙み嚙みゴックンが上手に出来るようになったら離乳食完了です。
様子を見ながら大人と同じ食べ物を食べさせていきましょう。
ご飯の量を増やしてミルクをなくしましょう。
母乳だとなかなか難しいでしょうが、離乳食完了の頃、1歳頃になると母乳には栄養はほとんどないと言われています。
卒乳も考えていきましょう。
ご飯をしっかり食べて、日中しっかり活動をする事で夜もぐっすり眠るようになります。
自然と卒乳に繋がります。
ご飯をしっかり食べてしっかり活動をする事が、整った生活リズムに大切です。食べる事が生きる事の要です。
離乳食の時から、色々な食材に触れて食べるように進めていきましょう。