ワンオペで双子の男児の子育てをしている筆者が、子育てをしていての経験から感じたことや、周りとの差なども踏まえてお話をしていきたいと思います。
親が嫌いだと子どもも嫌いになる!?
筆者は比較的、<好き嫌い>の少ない方なのですが、親が普段食べないものを子どもは食べたがったりすることが多いように感じます。
離乳食が始まる頃から子どもの興味はとても深くなる期間に入ります。
食もまた興味の対象の一つで、感覚的には「これは食べても大丈夫なのかな?」
「前に食べた時はこんな感じだったけど、今回はどんな感じなんだろう?」
という興味で満ち溢れています。
大人が食べているものに興味が出てくるのも当然ですね。
なので、大人が同じような食事のパターンでも、パウチ食品ばかりだったり、安くて手軽に買えるお惣菜ばかりのみになると、パウチ食品や、冷凍食品、お惣菜などは、気軽に買えてかなり便利です。
食への関心が薄かったり、大きくなっても、限られた範囲の中での食になると思います。
○子どもの味覚を発達させられるのは幼稚園の頃まで!
ベビー商品を扱う専門店や、ベビーフードコーナーがどんどん増えてきて、買い物がかなり便利になってきました。
最近では、ベビーフードのみならず、生後半年ごろから食べられるジュースやお菓子が売っているのが当たり前になってきました。
中には私たちが食べたことのないような、おしゃれなメニューだったり料理も和食にのみならず、洋食から中華に至るまで。
そこでみなさんに考えて欲しいのがあんなにたくさんの種類があって、生後間もない子どもがレパートリーを必要としているのか?
です。
離乳食の元々の由来はいわゆる「乳離れ(=卒乳)」ですよね。
卒乳をするということはお母さんから貰っていた栄養分が取れなくなるので母乳と、食べ物の比率をゆっくりと変化させながら徐々に食べ物からだけでも十分に栄養が取れるように食物に慣れさせる期間。
そこに<好き嫌い>の概念を持ってくるのは無理があるだと筆者は思っています。
きっと、お母さんたちは『食べ物からだけでも十分に栄養が取れるように食物に徐々に慣れさせる』
この文章を『十分な栄養をとることは様々なメニューに慣れさせる必要がある』
と混同している可能性があるのではないかなと思いました。
十分な栄養をとることはとても重要です。
ですが、十分な栄養をとるために辛い思いをしてまで、様々なレパートリーを作る必要もないですし、わざわざベビーフードを複数種類買いしめる必要性もないように思います。
最近では、半年から保育園に預けるという理由からかなり早い段階から卒乳をして、離乳食に移行しているお母さんが大変多いように感じるのですが、保育園では必然的に自園調理、給食センターに関わらず毎日違うメニューが提供されます。
でも、それは調理をするプロ達ができるこその話であって、お母さん達は朝晩同じようなメニューだった。
これしかあげてない。大丈夫かな、、。
時間なくって同じようなメニューしか作れなかった、、、。
でもいいと思うんです。
そこでお母さん自身を責めないで欲しいかなというのが筆者の考えです。
もちろん、料理が得意で作るのが生き甲斐だという方は、それに越したことではないのですが、筆者は実家を出るまで母が主に料理を作ってくれていました。
家を出てからも、私よりはるかに上手な夫に夜食をお願いしたり、義母におかずを分けていただいたり。
そんな日がしょっちゅうでした。
保育園に預けていないのに。
でも、誰かに頼っていいと思うんです。
掃除や、料理が下手っぴでもできなくても今目の前の子供に集中できていればそれでいいと思うんです。
あ、でもたまには掃除、洗濯も必要ですよ!
全てを完璧にするのではなく、今日はこれをサボろう、今日はこれを休んでもいいかなと。
適度にやらないといい行動を大切にして欲しいでス。
○ 全くご飯を食べてくれずにおっぱいばかりを欲しがる時は?
<好き嫌い>以前の問題で、もし、お子さんが授乳を欲しがっているのなら授乳は栄養を送る役目だけではなく親子のスキンシップの場でもあるので、離乳食をあげた後に授乳をするのもありだと私は考えます。
実際に、保育園に預けていた子供をお迎えに行って、家に帰るなり授乳をするというお母さんもいますし、2人目を出産して赤ちゃん返りをしてしまった子も一緒に授乳をするという話も聞きます。
勤務体制がシフト制でフルタイムのために子供と関わる時間が少ないというあるご家庭では長い人は4歳くらいまでこっそりと授乳をしているというお話もあります。
無理に断乳をして、ストレスフルの状態になるよりも、スキンシップの一環としてあげる分には全く問題ないと思いますし、無理に卒乳や断乳をしようとするとただでさえ、保育園でのお別れが辛くて泣いてしまう子も、保育園だからと頑張って気持ちを切り替えている子にとっては、まるで母に拒絶されたように感じて相当傷ついてしまいお母さんの気を引こうとしたり、不安な気持ちを消そうとお母さんにべったりになってしまう可能性が高いです。
そのような悪循環になってしまうよりも、親子にとって一番いい方法を編み出すのが大事なのかなと思います。